- 第一コーポレーション
感謝は信仰のはじまり
何事もうまくいかないのが人生だと思います。
そこで悩み、苦しみ、あるいは諦めます。それは人に欲があるからです。何か欲しい、なにかしたい、何かになりたいという欲、例外なく人が欲を持つことは本能であり、悪いことではないと思います。多くの…したいこと、欲しいことは努力なしでは得られず、大概は努力をしても得ることが難しい。
しかし、よく考えてみると私達は欲しがる前に元気であること、家族がいること、働く場所があること、友人がいること等々、沢山のすでに得ている環境に対してあたり前と思い、それが得難いことだとは思っていません。
まずは今、あたり前だと思っていることに感謝することが大切だと思います。そうすると、欲しがっていることが分相応であるかどうかに気付かされます。
自分の実力に合った欲は努力をすれば得られる可能性がある。だから、欲しいことを得るために先ず自分の実力をつけるために努力をする。その前に、今ある自分の環境に感謝をする。
私は五十数年、朝夕のおつとめ、神前、仏前の茶、水のお供えと読経を欠かしていません。旅先でも読経はできます。このおつとめが嫌なとき、気が進まないときもあります。
しかし、続けて行く中に「有り難い」ことに気づき、分不相応な欲から解放されていくことを実感します。
